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  • naoharu5

真の競合は誰も分からない!?

自社が提供する商品・サービスと類似のものを競合と捉え、どう上手に闘っていくか?

そして、その市場から脱出して自社サービス・製品を売りやすくするか?

はたまた全く異なる市場に参入していくか?といった議論や手法論が多くなされている。

どの企業も同じように議論し、戦略・戦術を実行していけば、売上はおのずと上がると期待するが、

最終的に顧客の対象となる生活者のお財布は1つということを忘れてはいけない。

すぐに経済状況が良くなることは無いのだから、生活者の予算に当然ながら限りがあり、

その中で、購入するものと、購入しないものを日々取捨選択しているのである。

家庭用洗剤が欲しいと思ったときは、花王がいいのか、P&Gか、それともその他ブランドか、と同じカテゴリー内での競争が発生することがほとんどと思われるが、単価が上がってくると話が変わってくる。

たしか5年以上ほど前、当時ソニーが販売していたPCブランド「VAIO」の競合は、細かく分析した結果、その他PCベンダーでなく、「海外旅行」だったという話を聞いたことがある。

そして、今現在は多くのPCメーカーの最大にして最強の敵はスマホ。

生活必需品でなく、カテゴリーの細分化が進んでいる製品・サービスにおいては、生活者が購入する理由を作ることが最重要事項となる。

そういった観点では、本当の意味でのマーケティング戦略を策定する必要があり、

戦略とは、“戦いを省く”意味であり、購入する理由が見当たれば、おのずと購入してくれるのである

ただし、各社が購入する理由を作ってくると、その理由たちの間で競争が発生するので、イタチごっこではある。

しかし、この購入する理由をしっかりと提供している製品・サービスは、自社が提供するものと同じカテゴリーであるとは限らないために、真の競合はそう簡単に見つけ出すことは難しいのである。

そのため、競合がどうのこうのという議論よりも、如何に自社製品・サービスを研ぎ澄ませることができるかに注力したほうがよほど建設的なのである。

日本人は相対比較が好きな人種なので、そこからの脱出がまずはマーケッターとしては重要となる。

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